こんにちは。
”自分らしさ”をテーマに「働く世代」が輝くすべてをサポートするハーモナイズコーチの眞橋今日子です。
実は私のTOP5に入っているのではないか、と時々言われるのがこの「最上志向」。
そうかなぁ、まぁ確かに、ありがちな事例として挙げられる行動の多くは当てはまる気がする。しかしながら、本来TOP5にお持ちの方とは、その行動結果に至るまでの動機や心持ちが異なることが多いように思います。
クリフトンストレングス®は人間の思考・感情・行動の傾向性を明らかにする科学的なアセスメントツールです。
他者から見て取れるのは起こした行動やその結果だけ。どうしてそうしたかったのか、そのもととなる思考・感情といった内面の反応や動きを知ることで、本来の才能と結びつけることが容易くなります。
クリフトンストレングス®のどの資質も等しく素晴らしく、今回は「最上志向」の魅力に迫っていきたいと思います。
最上志向とはどんな資質か
最上志向とは、ひとことで言うならば、強みに魅了され卓越性を追究する人。
口癖は「もっともっと」「まだまだ」、「プロフェッショナル」や「極める」といった言葉に敏感で好反応が起こります。
無駄を排除し、クオリティの高さを求め続け、その現れ方の特徴には代表的なものがいくつかあります。
Quality 品質
Price 価格
Human 人
Satisfaction 満足感
例えばレポート提出の際に「ここまでを完成としよう」と目標を定めて取り組み、その「ここまで」にたどり着いた時に思うことは「このフォントをもうちょっと工夫した方がいいかな」「この色はあと少し透明度を高めた方がいいな」と、作り上げたものに十分な満足を得ることなく、より高いクオリティを目指し続けます。
費用対効果の感度も抜群で、例えばレストランで同金額でいくつかのメニューがあると、どれが一番得なのか、どれが最もコストパフォーマンスに優れているかが選択の基準となります。品質が優れていれば費用はいくらでも構わないということではなく、なにがしかの制限があるのならその中で最善の選択をしたい欲求が発動します。
そして人に向くとどうなるか。他者の優秀な能力をいち早く見抜き、相手がその強みを活かして成功を収めるようにサポートすることを惜しみません。また自分自身に対しては、自身の得意な分野において、知識を深め努力を重ねより高い極みへと自分自身を押し上げていくことでしょう。
満足への伸びしろをクリアしていくところが自身のモチベーションでもありますので、満足感という点では100点満点がつくことはないのが最上志向です。
最上志向の効果がわかるとき
最上志向が機能して何が起こるのか、その効果は、無限です。なぜならば、果てがないのだから。
Gallupの説明にはこんな風に書いてあります。
「最上志向」の定義
「最上志向」の資質が高い人は、個人や集団の卓越性を高める手段として、強みに注目します。優れたものを最高レベルのものに変えようとします。「最上志向」の才能の持ち主は、多くの場合、他の誰も気付いていないときから人の才能や強みを見抜きます。強みは、それが自分のものであれ他人のものであれ、彼らを魅了します。「最上志向」の人は、他の人が自分の可能性にわくわくできるようにサポートするのが好きです。周りの人が何を得意とし、どのような仕事に向いているかを見極める能力があります。彼らは人の才能と、完了すべき仕事をどのように結び付けるかを知っています。
平均ではなく卓越していることが彼らの評価基準であり、それを追い求めています。品質を重視することで、自分や他の人の得意分野に焦点を当て、弱点を管理します。
https://www.gallup.com/cliftonstrengths/ja/253457/%E6%9C%80%E4%B8%8A%E5%BF%97%E5%90%91-%E8%B3%87%E8%B3%AA.aspx
しかも物にも人にもいろいろな方向に感度センサーを持てるわけですから、その影響力は絶大なのです。
これ、どう使えばいいの
なにせ無駄が大嫌い。時間だってなんだって効率的に有効に使いたい。
完璧主義者の側面もあります。
プレゼン資料の提出はフォントのサイズや行間の幅に納得がいかずなかなか完了のOKが出せない。報告書の提出も細かな手直しを繰り返してギリギリまで粘る。それは今上手く出来ている以上によりよいものを目指すから。
完美と名がつくほど、芸術性や美しさへの審美眼も超一流で、最上級を選び抜きます。
やるべきことはといえば、全てにおいて卓越さへの追及にエネルギーを傾けること。
その優秀さを見極める眼を使って、誰よりも早く、もしかしたらその当人よりも早く相手の際立った才能に気付きことができますので、相手の強みに気付いたら「〇〇があなたの素晴らしいところ」「こうしてみたらもっと良くなるよ」と具体的に指摘をして、その強みをサポートする役割を担うこともできるでしょう。また、その強みをもっともっと活かせる機会や仕事を任せることで、チーム全体を最高レベルへと向上させて行けることでしょう。
違いが分かる「最上志向」の眼力は、自分のためにも周りの人のためにも活かし甲斐があるのではないかと思います。
最上志向が強みになるには
強みとして活かすには、押さえておきたい点がいくつかあります。
まずは、最上志向は区別する才能であることを自覚すること。優秀/優秀でない、効率的/無駄、好き/嫌い、例えばこのような区別です。区別して前者を選び取る、ということは後者を切り捨てるということ。時にそれが人との関わり、仕事、自分自身の成長の可能性を閉ざすことになりかねないことを知っておくことも大切です。
そして最上志向を磨いていく環境。能力の高いメンバーとチームを組むことで更にモチベーションが上がり自身の能力を発揮するとともに、チームへの関わり方からチームとしての強みを高めていくことに貢献します。自分自身の才能を活かす機会や場は仕事の場面のみならず、極めたい専門分野やコミュニティなどでもよいかもしれません。
また、最上志向にはフィードバックが有効です。もっと良くなるためには欠かせない要素です。特に、自分自身が優秀極まりないと尊敬する方に会いに行き、話す機会を得、賛同してもらえ、改善点のフィードバックを受けることができたら、もう至極でしょうね。
強みにこだわりながら生涯チャレンジを続ける「最上志向」。
昇り続けるノーリミッターは、これから先どのような景色を見るのでしょうか。
もっともっと書きたいのだけれど、少々長くなってきたので今回はこの辺で。
ようやく影響力をひとつ。まだまだあるので、またどこかで続きを書きますので是非のぞきにきてください。